2025/02/08
今話題のエッセイが気になり、先週、車のディーラでの整備の待ち時間に電子書籍として購入し読んでみた。ただ、最初に著者のグラビアのページが何枚も続くため、「若い女性のフォトをスマホでながめてるおっさんがいて、きっとアホ面でニタニタしている」と思われる背後からの構図になるため、公共の場で読むには細心の注意が必要だ。私の主な感想は、「この本を出すなどの今の姿になるというのでなければ、著者は自死していたのではないか?」というものだった。内容は、著者の心がどうであったのかが主体であり、誰かの過去の行為を暴露したり、他人への直接的批判が記されている訳ではない。同じような被害を受けた方が読むのはどうかというと、「自分のために戦う決心がついた後の方がよいのでは」と思う。また、厳密な意味で著者は自分を取り戻されたという訳ではなく、一部は失われ、新たにそこを含め生まれ変わったのだと感じた。巻頭と巻末のフォトは、「生まれ変わった姿を以前と同じように表現したかった」ためと理解した。 蛇足ではあるが、私と同じようないろんなおっさんがこの本を読んでいるのを見かけたとしても、前述のようにアホ面までは間違っていないかも知れないが、父親的スイッチがONになるので決してニタニタしていないと申し述べたい。また、「被害にあったのにフォトエッセイを出すのは理解できない」と、あるおっさんがつぶやいているのをYou Tubeでみかけたが、そういう方に読んでもらってそれをしっかり皆で観察してもらいたい。きっとニタニタする筈だ。ONにするスイッチを間違えるとそういうことになる。
2024/07/31
山口県立美術館で展示されている香月泰男氏が描いたシベリアシリーズの抽象画からは、人権を奪い取られた者が感じる最大限の恐怖が滲み出ていた。これらの絵画を鑑賞しながら、今は亡き恩師の一人が折に触れて語られていた陸軍獣医(*当時は軍馬がいたために獣医が従軍した)としてシベリアに抑留されたときの話を回想した。これらの絵画は、シベリア抑留の、広くは戦争の、もっと広くは人権を奪われるということの悲惨さを伝える貴重な表現物なのだと感じた。今も、地球のどこかで、もしかしたら日本のどこかで、絵画で表現されたような状況に苦しむ人はいるのだろう。
2024/02/26
先日「転んで足を痛めて立てない」との主訴の犬をたまたま深夜に診ることになったが、起座呼吸、チアノーゼ、肺野にクラックル、腱索は切れてないもののLA/AO:>3、くっきりBライン、TRも悪化しRA拡張に腹水、X線DVで心胸郭比>0.9に右後葉の肺胞パターン。何とか3剤併用で凌いで安定していたMR(stage...
2024/01/10
何事もどこにessenceがあるのかを見失ってはならない。それを理解すべき経営陣が、すっとこどっこいだと始末が悪い。まずは、球団のフロントをどうにかした方がいいんじゃないだろうか?
2023/11/04
処方頂いた薬の効果もあってか、40℃越えの発熱はすぐに収まり、現在は解熱剤なしに正常体温を維持し、自主隔離を行っているところです。予定手術等の延期を余儀なくされました多くの動物や飼主の皆様、また来院されて無駄足を踏ませてしまいました皆様にまずはお詫び申し上げます。また、来院された飼主様より、スタッフを介してお見舞いのお言葉を賜りましたこと、感謝申し上げます。この地に開業させて頂いて以来、母の葬儀の日にお休みを頂いた以外、臨時休診することなく参りました。ただ、今回、お休みを頂くことにより、当院を客観的に眺めることもでき、改善するべき点を多く発見できたのは、不幸中の幸いと思っています。最後になりましたが、インフルエンザワクチンがまだな方がいらっしゃいましたら、接種されることを是非ご検討頂ければと思います。
2023/07/23
明日は佐々木朗希。泣きっ面に蜂といった気分だが、逆にチームとして開き直れたら、力みが取れて良い結果につながるものと素人ながら考える。監督の実力も選手の実力も、こんなもんではない。あせらずに明日に臨んで欲しい。とりあえず、今日はさっさと寝て連敗のことは忘れよう。そして、同志諸君と共に明日に備えよう。
2023/05/04
入院室にいる”ねこさん”が瞳で問う。「なぜ、嫌なおっさんとゴールデンウィークを過ごさないといけないのか」と。目が生き生きとして、復活したのを感じながら伝える。
2022/12/02
朝4時過ぎに陣痛があるようだとのことで電話をもらい、用意して5時から帝王切開。チワワを4匹取り出す。散らかった手術室をかたずけ、パソコンを開いたらすでにスペイン戦終了のご案内記事。...
2022/11/24
隠れ家にしている店の珈琲は、どれも豆の香りが高く、舌触りが良い。パナマ・ゲイシャの一杯をすするのは、至福の時間だ。「フルーティー」な特徴はここで淹れてもらうことでしか堪能できず、不思議なことに、同じ焙煎の豆を持って帰っても、自分では素材を生かす味にはならない。毎年入荷時期が決まっている限定品なので、旬の今だけ楽しませてもらうことができる。今年はもう売り切れてしまったが、ニューカレドニア・リロイもパナマ・ゲイシャのようなパンチはないが、格別だった。次に味わえるのがいつになるのか、待ち遠しい。
2022/10/02
”熱男”がもしベンチにいたら、重苦しい雰囲気を吹き飛ばして逆転できたかもと、素人ながら考えたりはするが、済んだことは仕方ない。他のファンの同志諸君と同じく、気を取り直して、明日からまたそれぞれの仕事を頑張ろうじゃないか!とりあえず、今日はもう寝よう。