日が沈んだあとの焼野海岸(きららビーチ)を散歩していると、波打ち際の砂に青白く光る小さな"宝石"を娘たちが見つけた。砂をこするとそれが次々といくつも現れ、たいへん幻想的であった。指にとって(上写真)よく見ていると、ほんのわずかに動いていた。どうやら不思議な小さな生き物らしい。
真相を解明するべく当院にお連れして顕微鏡で覗くと、"ミジンコ?"らしき微生物が見えてきた(左写真)。クリオネのような"妖精"を期待していたのか、娘たちは少しショックな様子であった。調べてみると正体は「ウミホタル」のようだ。普段は海の砂の中で生活して、夜になると海中に出てきて食べ物を探すらしい。
海の中で浮遊しているウミホタルは何度かみたことはあったが、砂の中に住んでいるとは全く知らなかった。ウミホタルの皆さんはその後すぐに海へとお帰り頂いた。