犬のお産

 左の写真は生まれて30分後のF・ブルの赤ちゃんです。目が開くのはおよそ10日後です。秋までには、新しい家庭に迎えられていることでしょう。

 さて、当院でもそうですが、多くの動物病院での犬のお産は帝王切開が原則で、人の出産のように自然分娩を介助することはまずありません。動物病院で分娩させる場合は、帝王切開の方が出産に伴うさまざまなリスクが低減されるからです。「犬は安産」と一般的には語られますが、それは短頭種や小型犬では該当しません。ちなみに産道よりも赤ちゃんの頭がはるかに大きいイングリッシュ・ブルドッグは帝王切開でしか産むことはできません。

 ご家庭で小型犬のお産を考えている方は、交配前にその犬種の繁殖に長けている方やかかりつけの動物病院に必ずご相談ください。決して犬は安産ではありません。

SFTS感染症にご注意!

 宇部市内と山陽小野田市内でSFTSに感染した猫が確認されています。SFTSはマダニから直接感染するだけではなく、SFTSを発症した猫から人が感染発症することがあります。猫は屋内飼育されることをお勧めします。

最終更新日

2024年12月10