フェレットの予防

 

ジステンパーの感染予防

 フェレットは、犬ジステンパーウイルスに感染し発症しますが、ワクチンによる予防も可能です。ただし、フェレット専用ワクチンは、日本では承認されておらず、薬事法の関係で輸入が禁止されているため使用できません。そのため、日本国内の動物病院では、犬用ワクチンのうち、臨床的にフェレットで安全性が高いワクチンを未承認で使用しているのが現状です。当院でもご用意しております。

 

フィラリアの感染予防

 フェレットは、犬同様に蚊を介してフィラリアに感染します。よって、6月1日より12月1日まで、毎月1回、フィラリア発症の予防薬を投与するのがよいと考えています。

 

インフルエンザについて

 フェレットは、人間のインフルエンザに感染し発症します。症例の多くは飼主様から感染しています。ただし、フェレットに用いることができるワクチンはありません。感染された人から、フェレットさんを隔離して頂くしか、現状、予防手段はありません。

SFTS感染症にご注意!

 宇部市内と山陽小野田市内でSFTSに感染した猫が確認されています。SFTSはマダニから直接感染するだけではなく、SFTSを発症した猫から人が感染発症することがあります。猫は屋内飼育されることをお勧めします。

最終更新日

2024年10月3