2024/07/31
 山口県立美術館で展示されている香月泰男氏が描いたシベリアシリーズの抽象画からは、人権を奪い取られた者が感じる最大限の恐怖が滲み出ていた。これらの絵画を鑑賞しながら、今は亡き恩師の一人が折に触れて語られていた陸軍獣医(*当時は軍馬がいたために獣医が従軍した)としてシベリアに抑留されたときの話を回想した。これらの絵画は、シベリア抑留の、広くは戦争の、もっと広くは人権を奪われるということの悲惨さを伝える貴重な表現物なのだと感じた。今も、地球のどこかで、もしかしたら日本のどこかで、絵画で表現されたような状況に苦しむ人はいるのだろう。
2024/02/26
 先日「転んで足を痛めて立てない」との主訴の犬をたまたま深夜に診ることになったが、起座呼吸、チアノーゼ、肺野にクラックル、腱索は切れてないもののLA/AO:>3、くっきりBライン、TRも悪化しRA拡張に腹水、X線DVで心胸郭比>0.9に右後葉の肺胞パターン。何とか3剤併用で凌いで安定していたMR(stage...
2024/01/10
 何事もどこにessenceがあるのかを見失ってはならない。それを理解すべき経営陣が、すっとこどっこいだと始末が悪い。まずは、球団のフロントをどうにかした方がいいんじゃないだろうか?
2023/11/04
処方頂いた薬の効果もあってか、40℃越えの発熱はすぐに収まり、現在は解熱剤なしに正常体温を維持し、自主隔離を行っているところです。予定手術等の延期を余儀なくされました多くの動物や飼主の皆様、また来院されて無駄足を踏ませてしまいました皆様にまずはお詫び申し上げます。また、来院された飼主様より、スタッフを介してお見舞いのお言葉を賜りましたこと、感謝申し上げます。この地に開業させて頂いて以来、母の葬儀の日にお休みを頂いた以外、臨時休診することなく参りました。ただ、今回、お休みを頂くことにより、当院を客観的に眺めることもでき、改善するべき点を多く発見できたのは、不幸中の幸いと思っています。最後になりましたが、インフルエンザワクチンがまだな方がいらっしゃいましたら、接種されることを是非ご検討頂ければと思います。
2023/07/23
 明日は佐々木朗希。泣きっ面に蜂といった気分だが、逆にチームとして開き直れたら、力みが取れて良い結果につながるものと素人ながら考える。監督の実力も選手の実力も、こんなもんではない。あせらずに明日に臨んで欲しい。とりあえず、今日はさっさと寝て連敗のことは忘れよう。そして、同志諸君と共に明日に備えよう。
2023/05/04
入院室にいる”ねこさん”が瞳で問う。「なぜ、嫌なおっさんとゴールデンウィークを過ごさないといけないのか」と。目が生き生きとして、復活したのを感じながら伝える。
2022/12/02
 朝4時過ぎに陣痛があるようだとのことで電話をもらい、用意して5時から帝王切開。チワワを4匹取り出す。散らかった手術室をかたずけ、パソコンを開いたらすでにスペイン戦終了のご案内記事。...
2022/11/24
 隠れ家にしている店の珈琲は、どれも豆の香りが高く、舌触りが良い。パナマ・ゲイシャの一杯をすするのは、至福の時間だ。「フルーティー」な特徴はここで淹れてもらうことでしか堪能できず、不思議なことに、同じ焙煎の豆を持って帰っても、自分では素材を生かす味にはならない。毎年入荷時期が決まっている限定品なので、旬の今だけ楽しませてもらうことができる。今年はもう売り切れてしまったが、ニューカレドニア・リロイもパナマ・ゲイシャのようなパンチはないが、格別だった。次に味わえるのがいつになるのか、待ち遠しい。
2022/10/02
 ”熱男”がもしベンチにいたら、重苦しい雰囲気を吹き飛ばして逆転できたかもと、素人ながら考えたりはするが、済んだことは仕方ない。他のファンの同志諸君と同じく、気を取り直して、明日からまたそれぞれの仕事を頑張ろうじゃないか!とりあえず、今日はもう寝よう。
2022/08/11
 先週の日曜日に、たまたま入った図書館の書棚に分担執筆した生理学の教科書の「改訂版」があったので手に取ってみた。獣医学生に心電図を理解してもらう際に、小動物臨床に絡めたら面白かろう、動物を殺さなくてもよい実習内容だから受け入れられやすいだろうと思い作ったのが懐かしい。その図書館でゆっくりする時間もなく、また、非常に気になった点があったので、出版社からネットで購入して精査してみることにした。  書庫の奥から探し出した執筆者として贈与された「初版(写真上)」と今日宅配便で届いた「改訂版(写真下)」を比較してみると、表の配色は多少異なるが、やはり写真や図、本文については一字一句に至るまで笑えるぐらい同じに見える。ただし、出版物としてあり得ないことに、「初版」と「改訂版」で、該当箇所の執筆者名が異なる。なぜじゃ⁈  出版物はすべて直属の上司の教授殿の検閲を受けた上でその教授殿との共著となる習わしを踏まえ、この教科書の初版の担当箇所を執筆したので、「てにをは」の注文を承ったこともあり、それは今更構わない。また、表の配色は異なっているので「改訂版」では共著者が増えた。それも構わない。ただ、執筆した内容はそのままなのに、執筆した私の名前を「改訂版」で消去して、あまり関わっていない人の名前を残すって、これまた大胆なことをなさる。「あいつは脱藩した元家来だから、改訂版作成時に執筆者から除きたい」という気持ちが教授殿にあったとしても理解できなくはない。だったら、構想を練り直して、改訂時に新たに自分自身でそのぐらい書かなきゃ。初版の該当箇所全部の「コピペ」は、イカンでしょ。「コピペ」は! もちろん、執筆箇所を全部削除して「改訂版」を出版しても著作権上の筋は通る。執筆者名をこっそり消すとか、やっちゃダメでしょ!。ダメってのもあるけど、バレてもバレなくても恥ずかしくないのだろうか?   出版社は出版社で、編集ミスでうっかり名前が抜けましたなんてありえないし、そもそも初版の執筆内容に関してのやりとり記録をそっちでも残してあるだろうから、「てにをは」以外に教授殿のoriginalityを示すものがないのを確認して「それはマズイです」ぐらい言わなきゃ!  マニアックな実習の教科書だし、失礼ながらそんなに売れている本でもないだろうから、改訂版を見ないとでも思ったのだろうか? まあ、確かに今週まで知らなかったけど。  当時から最近までの大学の理事長も逮捕された「例のお相撲系」だったし、教授殿においてはご自身の「相撲部屋」だけの範囲ではあるが、事実も'創造'でき、子供じみたAutocracyを堪能できたようだったから、さもありなんとは思う。でも、前理事長が逮捕されて以降、大学改革も加速しているだろうから、そんなの学内でももう許されない筈ではある。少なくとも、獣医系全大学の関連教員が関わって編集されているから、他大学への迷惑を考えれば、普通はしない所業ではある。  「改訂版」の購入明細に、「商品についてご不明な点等がございましたら、ご遠慮なく、お気軽にお問い合わせくださいませ。」って書いてあるので、問い合わせしてどんな言い訳をするのか興味はある。ただ、お盆休みがあけて診察が始まれば次は暮れまで忙しいだろうから、そんな暇がないし、だからと言って、著作権法上いかがなものかと思うし。  話は長くなったが、要旨は「コピペして宿題を提出したら中学生でも叱られる」ということなんだけど、単純なコピペ宿題より悪質だな。これは。

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SFTS感染症にご注意!

 宇部市内と山陽小野田市内でSFTSに感染した猫が確認されています。SFTSはマダニから直接感染するだけではなく、SFTSを発症した猫から人が感染発症することがあります。猫は屋内飼育されることをお勧めします。

最終更新日

2024年12月10